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続・ウィーン愛憎―ヨーロッパ、家族、そして私 (中公新書)
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| 著者: |
中島 義道 |
| 出版社: |
中央公論新社 |
| 評価: |
B |
| カテゴリ: |
エッセイ
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| コメント: |
『うるさい日本の私』『孤独について』などの著作で、その性、狷介にして自らを恃むところ頗る篤い人物であるのを、これでもかというくらい喧伝しているこの著者だが、本エッセイにおいては、今日の礼儀を失ったウィーン人の傍若無人ぶりにいつもの「狂人」の席を譲っている―――家族との常軌を逸した確執を除いて。"ものは豊かになり、人は粗暴になる"のくだりなどは、ウィーンだけには古き良きヨーロッパの風習が残っている、という一般の認識を大きく覆す実態が描かれていて、ショッキングですらある(老人に席を譲らない若者 など)。
逆に、変わることの無いかのハプスブルグ帝国の官僚的横柄さ、つまり制度の能率の悪さ、などについても怒りをこめて語っていて面白い。実際に体験すればさぞかしカルチャー・ショックを受けることであろう(微苦笑)。
前作(続・ではない方)を読んだ方でも、この14年ぶりの続編における、ウィーン大学内でのヤパノロギー(日本学)の異常な人気・彼らのヨーロッパ中心主義に対する過度な「反省」具合の著者の観察記の部分は、興味を持って読むことができると思われる。 |
| 関連本棚: |
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ピアノはなぜ黒いのか (幻冬舎新書)
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| 著者: |
斎藤 信哉 |
| 出版社: |
幻冬舎 |
| 評価: |
C |
| カテゴリ: |
エッセイ
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| コメント: |
帯のアオリは以下の通り ・世界一権威のある音楽辞典にも載っていない「バイエル」 ・日本のピアノ普及率は世界一 ・子供がレッスンを受け続けられるかどうかは、親を見れば分かる etc... ピアノにこんなに大きな音は必要か、という筆者独特の考え方と、「音」に対する神経質なまでの拘りの中に垣間見られる真摯さ、及び自然を敬い歴史を重んじる信条が、本著の眼目たる教育に関するの部分を傾聴すべき論へと高めている(書名からは想像できなかったので書いておく)。 ただ、後半のホームコンサートの勧めの章では著者にとって気持ちの良かった思い出、人に恵まれうまくいった場合などが紹介され、読む者にとって毒にも薬にもならない話ばかりに頁が割かれているのには拍子抜けである。 |
| 関連本棚: |
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